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「アエギ声はAVに必要か!?」と投げかけるHカップ女優の意欲作【松本祐貴】

AVライターレビュー

AVに精通したライター10名による作品レビュー。

【本日のレビュー】
MAXING
出演:逢見リカ

「アエギ声はAVに必要か!?」と投げかけるHカップ女優の意欲作

ノンフィクションと銘打つだけあり、冒頭から監督面接が始まる。
女優は逢見リカ。デビュー作のキャッチコピーが彼女を象徴している。『身長145センチ、体重38キロ、でも胸は天然のHカップ』。
彼女は「台本を頭の中で確認すると、エッチになるタイプ」と自ら告白する。
デビューは1年3カ月前。当時の彼氏とのセックスに満足できていなかった。なぜなら前戯は全然なくて、プライベートでローションを使っていたからだ。そこで女性向けAVを見て、AVへの応募を決めた。
一方、監督は「この作品ではリカの本当に気持ちいい顔が撮りたい」と言い切る。彼女は、自分の声に幻滅するのでなるべく声を上げたくないと答えた。
そうなるとアエギ声を出さないAVになってしまう。果たしてどんな作品ができあがるのか。

「私の乳首見て」と監督の指導で言わされながら、カメラの前で脱いでいくリカ。ウワサの爆乳はたしかにスゴい。眼の前で見ると鑑賞したくなるだろう。
インタビューで語っていたように、リカは声を出さずに、淡々とセックスにのぞむ。それゆえ、その間を埋めるかのように
「尻のシワがキレイだよ」
「クリトリスが小さいね〜」
と、監督の細かい感想が挟み込まれる。
また、監督の演技指導はねちっこい。往年の村西とおるとまではいかないが、鬱陶しいと感じるユーザーもいるかもしれない。
だが、それを払拭するかのようにいい表情を見せるのがリカだ。機械的ながらも気持ちよさそうなフェラを見せ、指マンには声を出さずに感じる。
合体してからも宣言通り、自分の中だけで快感を味わっている。しかし、表情はなんともイヤらしい。監督の狙いはたしかだ。
男の腰の動きが早まる。彼女の表情もエクスタシーへと高まっていく。ただし声はない。
どっぷりと外出しフィニッシュ!!

「AVにとってアエギ声とはなにか」を突きつけられる作品だ
ユーザーそれぞれの好みはもちろんある。個人的にはAVにアエギ声はあり派だ。いくらわざとらしいにしても、アエギ声がないAVは見ていて寂しさがある。
AVの歴史で幾度となく繰り返されてきたアエギ声問題。それを語り始めると「本当のセックスとは?」「本気で感じるとは?」「潮吹きはAVだけのものか?」「そもそもAVでノンフィクションは成立するのか」など付随する疑問は次々と止まらなくなるだろう。
そのひとつのキッカケとして、今作を見てみてほしい。私自身はヌキづらいけど、この作品のエロさはありだと思った。あなたはどう感じるだろうか。

本編動画を観る:ザ・ノンフィクション 声は出てないけど感じています… ヤラセなし! SEXドキュメント 逢見リカ

ABOUT ME
松本祐貴
松本祐貴
1977年大阪府出身。編集者・ライター。大学在学中からライターとして活動、雑誌記者、出版社勤務を経てフリーに。執筆ジャンルは旅、グルメからカルチャー、エロまでと幅広い。著書に世界一周経験を記した『泥酔夫婦世界一周』など